病院の集患に役立つメディアの活用法とは

病院の集患に役立つメディアの活用法とは

2023年5月25日

クリニックを経営していくためには、第一に集患が必要不可欠です。
集患を行うにはクリニックをいかにして周知させるかが重要ですが、メディアをうまく活用することで集患に繋げられるケースが多くあります。

 

クリニックでは、内部メディア(オウンドメディア)を制作・運営して周知をはかっていたり、
医療系雑誌やWEB媒体などの外部メディアからの取材を受けることで知名度をあげていたりとさまざまです。
また、内部メディア・外部メディアどちらかに偏ることなくバランスよく活用することでさらなる相乗効果が期待できるといえるでしょう。

そこで今回は、内部メディアと外部メディア2つの活用方法についてご説明していきます。

 

自院のコンテンツを広く知ってもらうには

 

クリニックの内部メディアとして一般的なのは、広報誌やパンフレット、ホームページなどがあります。
広報誌やパンフレットは基本的に来院する患者が手にするものなので、
クリニックを知ってもらうという観点からは訴求の範囲が限定的になってしまいます。

一方、クリニックのホームページはインターネット上で誰でもアクセスが可能なので、不特定多数への訴求が可能になります。
医療機関を選ぶ際に、患者の多くは各クリニックのホームページを参考にしているという統計もあり、
集患のために力をいれるべき内部メディアはクリニックのホームページであるといえるでしょう。

 

では、早速ホームページを制作したとして、検索結果の上位に表示されなければ多くの人に見てもらうことができず、
効果的な集患には繋がりません。

患者が医療機関を検索する際には、地域名と診療科目などのワードで検索を行うことが多いため、
競合が多い地区であれば、検索結果のなかに埋もれてしまいます。ここで重要になるのがSEO対策です。

 

SEOとは、簡単に言うと検索エンジンの最適化のことで、ユーザーが検索に使用する用語をホームページ内で使用することで、
検索上位に表示させることが可能になります。クリニックのホームページの場合は、
診療内容などに掲載する情報は基本的にどこも同じ内容になってしまうため、

医師によるコラムを掲載したり、Q&Aのページを作るなどをしてSEO対策を行なっていきます。
これらのコンテンツは、ただ病院を探している人だけでなく、
自身の症状や病気の対処法を知りたくて検索するユーザーへもリーチが見込めるので、
そこから患者がクリニックに来院するきっかけにもなります。

 

ホームページは作成してすぐ効果が出ないことも多いですが、
継続的にコラムやQ&Aを更新していくことで、徐々にアクセス数が増えていき、集患に繋がっていくでしょう。

内部メディアのコンテンツは、広告出稿とは異なり、こちらから削除しなければインターネット上に残り続けます。
コンテンツの数が増えていくことは、SEO対策上でもより有利にはたらくので、まずは定期的に継続することを目標としましょう。

 

外部メディア取材の注意点と情報の正確性

 

ホームページを中心とした内部メディアと合わせて、医療系雑誌や医療系WEBサイトなどの外部メディアを活用していくことで、
さらにクリニックの知名度を上げることができます。

医療系のメディアとひとことで言っても、その数は非常に多く存在しています。
たとえば雑誌であれば診療科目によって細分化されている上に、医師向けや看護師向けのほか、
隣接分野としてケアマネジャーや保健師向けなどターゲットも多岐にわたります。

 

ある程度の規模があるクリニックであれば、これらのメディアから取材依頼があるでしょう。
大病院であれば広報担当や広報課が専門として存在していますが、
広報の担当者がいないクリニックであれば、受付担当などで対応していかなくてはなりません。

 

取材依頼が来た際には、まずはどのような媒体であるのか、取材の対象者は誰なのか、取材意図や企画の内容を確認しましょう。
このとき、可能であれば、その媒体の担当者より企画書や見本誌などを送ってもらい、内容を精査すると良いでしょう。

 

内容や媒体に問題がなく、取材を受けることになれば、日程の調整を行い、事前にインタビューの質問案をもらうようにしておきましょう。
医療系のインタビューで最も気をつけなくてはいけないのは、正確な医療情報を提供することです。
そのため、思いつきや曖昧な回答をすることはできません。
したがって、質問案を見ながらその答えを事前によく考えたり調べたりして取材にのぞみましょう。

 

取材が終わった後も、掲載前に必ず原稿の確認をさせてもらいましょう。

インタビューの内容がこちらでは正確に伝えたつもりでも、共通認識に齟齬が出る可能性もあります。
たとえこちらに非がなくとも、間違った医療情報が掲載されてしまえば、クリニックの評判を落とし、信用を失いかねません。

特にWEBメディアであれば、掲載後に修正が可能であるからとチェックが疎かになりがちです。
lほんの少しの間だったとしても、間違った情報がユーザーの目に触れないように細心の注意を払いましょう。

 

もちろん、内部メディアにおいても誤った医療情報や確証のない情報を載せてしまえば、患者離れを引き起こしてしまいます。

医療情報の発信をする際は、情報元をしっかりと確認し、間違いがないように心がけながら、上手にメディアを活用していきましょう。

 

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