もう避けられない!キャッシュレス決済の導入は何がいいの?
2022年5月12日
近年急激に普及され、幅広い年齢層で使われている“キャッシュレス決済”。
キャッシュレス決済は、大きく分けてQRコード決済と電子マネー決済の2つに分けられ、
そこからさらに各社サービスによって細分化されています。数多くのサービスが混在している状況の中でも、
人によっては買うものや店に合わせていくつものサービスを使い分けているということも少なくありません。
そこで今回は、今や欠かせない決済方法にもなったキャッシュレス決済を、
自店に導入するならどのようにすべきか。客層や客単価に合わせた選び方ができるように考えていきます。
コロナ禍で急成長した『QRコード決済』
アプリをダウンロードし、そのアプリのバーコードを読み取ることで接触を全くせずに支払いを行えるQRコード決済。
多くのキャッシュバックキャンペーンなどで注目を集めたほか、
金銭の授受による感染リスクを無くそうという感染対策としても採用されたことから、
利用者だけでなく店舗側の普及率も急激に上がっていきました。
QRコード決済で有名なのは、CM等のイメージも強いPayPay(LINEPay)、利用ユーザー数も多く、
ポイント事業にも強い楽天Pay、長年の携帯ユーザーが強く、高額ポイント保持者も多いd払いの3社です。
まずどこを導入しようか迷う場合にはこの3社をベースに考えると良いでしょう。
QRコード決済の導入は、決済事業者から発行されるコードを設置するだけでも可能なため、
手軽に始めやすいのが特徴ですが、各社コードが異なるので欲張ってしまうとレジ回りが混雑してしまうので注意しましょう。
衛生面を気にする客層が多い飲食店や食材を扱う店舗、
資金繰りの面から売上を即入金して欲しいような会社に、導入をオススメします。
キャッシュレスの代名詞『電子マネー決済』
定期的に利用しているユーザーが多く、キャッシュレスの全決済の半数を占めているのが電子マネー決済です。
以前はICカードでの利用が主流でしたが、最近ではiPhoneでApplePay、AndoroidではGooglepayとして
スマートフォンにカードを登録して使用する使い方がメインになっています。
電子マネー決済は、Suicaなどの交通系IC、クレジットカードに紐付けされているQUICPay・iD、
主婦層の利用者が多いWAON・nanacoが有名どころといえるでしょう。
QRコード決済と比べて導入費用や手数料が高額になることがほとんどなので、しっかり吟味しての導入が必要です。
電子マネーは予めのチャージ、クレジット利用との合算請求、即時反映、
後払いなど使うサービスによって様々な支払いが選択できます。
そのため、利用者の幅も広いサービスなので多くの客層にマッチしやすくなります。
一方で専用の端末が必要になってきたり、
入金のタイミングも契約によりけりだったりと採用するには手間と時間がかかってきます。
電子マネー決済は特に決済スピードが早いのが特徴になるので、
急いでいるビジネスマンが多く訪れる店舗や、交通系のICが普及されている都市部や駅チカ店舗にもオススメです。
両サービスを同時に導入できるサービス
QRコード決済も電子マネー決済も導入したいけど、それぞれたくさん導入させるのは厳しいという方は、
複合型のサービスを提供しているものを取り入れてはどうでしょう。
有名なのはSTORESやAirペイです。複数の決済方式を一度に導入できるので、
決済方法で店を選んでいる客をとりこぼす確率も低くなります。
また、管理も一元化されるので会計もよりスムーズに進みます。
デメリットは主に費用面です。
専用端末の導入からはじまり、他よりも手数料も高めに設定されていることがほとんどなので
長期視点でプラスに働くかをよく検討してください。また、レジ本体ごと変更になる場合もあるので、
スタッフが操作に慣れるまでの時間や研修も考慮しなくてはなりません。
取り扱い商品や価格帯が幅広い店や、客単価が高めの店、決済情報を一元管理したい会社にはこの複合型がオススメです。
まずは自店周辺での利用率が高いものや、他店で採用されているサービスを調査していき、
自店にあったキャッシュレス決済を取り入れていきましょう。
※本記事の記載内容は、2022年5月現在の法令・情報に基づいています。導入時の条件等は変化が大きいため、
各社の公式HPよりご確認ください。
会社の番頭さんでは経理代行、税理士紹介サービスの他に、
定期的に経営に役立つメールマガジンを配信しております。
弊社のお客様ではない方については、月額500円(税別)で配信を承りますので、
お問合せフォームよりお問い合わせをお願い致します。
twitterでも社内の雰囲気を随時情報発信しております。
是非チェックしてみて下さい。
▪Twitter ➡ban1030808