美容室経営の原点 時代はカラーを求めている?ヘアカラーリストの重要性とカラー専門店とは
2021年11月11日
ヘアカラーにはさまざまな種類があります。
白髪染めとおしゃれ染めだけではなく、
インナーカラーやグラデーションカラー、外国人風カラーなどカラーの種類は年々細分化しています。
そのようなニーズに対応するため、最近のヘアサロンには『ヘアカラーリスト』という
ヘアカラーを専門とするプロフェッショナルスタッフが多く在籍しています。
さらに、カラーへの需要が高まった結果としてカットやパーマなどを行わずにカラーのみを行う
『ヘアカラー専門店』も数多く誕生しています。
今回は、近年需要が高まっているヘアカラーの専門家、ヘアカラーリストの育成方法と
カラー専門店の特徴や出店方法までご紹介します。
ヘアカラーのプロ、ヘアカラーリスト
カラーリングは、塗布方法や薬剤の選び方・作り方、
その人に似合う色を選べるかどうかで施術結果が大きく変わってきます。
美容室によってはスタイリストになる前のアシスタントのことをカラーリストと呼び、
カラーリングの作業をさせていろところもあるようですが、
本来のカラーリストとはお客様の髪質や色、肌や瞳の色を考慮しつつ
理想のカラーを提案できるプロを指します。
カラーリストがいるというのは、ヘアカラーを重視するお客様にとって
大きな店選びのポイントにもなり得ます。
ヘアカラーリストになるには、髪へ施術を行う美容師免許はもちろんのこと、
求めている色に調合する科学的な知識や技術も必要です。
また、色彩に関する知識も同様に重要視されています。
もし、サロンスタッフの中にヘアカラーリストとしても活躍したいという人がいる場合には、
美容専門学校や通信教育で学ぶのを勧めてみるのもおすすめです。
学びながら店舗で実践できるので成長スピードにも期待ができます。
加えて、ヘアカラーの知識を持っている人はキャリアにブランクができても
復帰がしやすいといえます。サロンの集客はもちろんのこと、
働くスタッフの人生設計のためにも取得して損はない知識・資格といえるでしょう。
実は主婦層の支持が多いヘアカラー専門店
カラーの多様化に伴い、サロンにヘアカラーの専門家を置くのではなく、
髪を染めることだけに特化した『ヘアカラー専門店』も近年増えてきています。
近年では市販の白髪染めやカラー剤もクオリティが上がってきており、
子育て中のママなどが自宅でセルフ染めをするケースも増えてきました。
しかし、セルフカラーでは仕上がりにムラが生じてしまったり、
片付けや掃除が大変だったりと一概に楽なカラーとは言い切れないのです。
そんな時に必要最低限の時間と安価な料金でヘアカラーをしてもらえると、
ヘアカラー専門店は隙間時間で利用する主婦層から高い人気を得ているのです。
ヘアカラー専門店の多くは複雑ではない白髪染めや単色カラーをメニューとしており、
サロンとの差別化を“手軽さ”や“安さ”ではかっているのです。
また、ヘアカラー専門店にメリットを感じるのは利用者だけではありません。
ヘアカラー専門店では他の大がかりな施術を行わないため、
勤務時間の調整がつけやすいのです。出産や育児などでブランクのある美容師や、
子育てや介護で長時間勤務のできない美容師にとっては働きやすい職場といえます。
美容業界において人材確保がしやすいのは大きなメリットです。
ヘアカラー専門店を出店するには
ヘアカラー専門店を出店するには、大きくわけて
【個人出店型】と【フランチャイズ加盟店型】の2つがあります。
個人出店型は店のつくり・スタッフ雇用と育成・料金設定など経営すべてにおいて自由に決めることができる一方、
さまざまな困難も同様に自分で乗り越えなくてはならないリスクもあります。
フランチャイズ加盟店型は、フランチャイズ本部から機材や商材を安く仕入れることができるので
開業にかかる時間や費用を大幅にカットできる一方で、
親企業のサポートあっての開業となるのでオリジナリティを出しにくく、
売上の1部を徴収されるというリスクがあります。
現在すでにヘアサロンを経営しているオーナーであれば、
経営のノウハウもあり、さまざまな仕入先も確保できるため、
事業の拡大として新たにカラーの専門店を出店するのも良いのではないでしょうか。
ヘアカラー市場は拡大しており、専門的なカラーができる店へのニーズは高まっています。
サロンにヘアカラーリストを置いたり、専門店を開業したりと、
現在の事業に新しい専門分野を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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