人工知能が人を診る?医療現場におけるAI診療の可能性とは

人工知能が人を診る?医療現場におけるAI診療の可能性とは

2021年10月28日

少し前までは、未来の出来事かのように思えていた人工知能という存在。
現在ではインターネットの検索エンジンや自動運転、スピーカーや掃除機にまで入り込んでいるAIですが、
医療業界においては『AI診療』への注目が高まっています。

研究や開発は今までも行われてきていたものの、
急激に注目度を増した背景には新型コロナウイルス感染症の蔓延があります。
WEBを利用した問診が様々な場所で普及し始めたことから、
さらにそこからさらに進んだAI問診を利用するところも出てきました。

AIが医療の分野に入ることで、膨大なデータの活用や業務の効率化が期待されています。
しかし今回はそんな未来の技術、AIが医療に与える影響を“診療”という側面から見ていきます。

 

〇国が推奨する医療現場におけるAIの活用

厚生労働省では、医療の分野においてAIの活用を提言しています。
2017年には懇談会も開催され、国民が受け取る保険医療の質の向上をメリットとして提示しました。

 

日本の臨床医は他の先進国と比較しても少なく、高齢化社会において今後もっと必要になってくるでしょう。
そんな中、医療従事者の人数や経験には限度と格差が生じます。
その環境の中にAIを組み込むことによって医者の得られる情報が増え、
医療資源の乏しい離島でも専門医と同等の診断や治療が可能となってくるのです。

 

〇期待されるゲノム医療へのAI活用

病気を臓器ごとに考えるのではなく、個々の患者の遺伝子変異に合わせた治療を予測し、
その人の体質や病状にあった医療をほどこすゲノム医療。
この分野では、患者の遺伝子情報から変異した遺伝子に病原性があるかを判定したり、
その根拠や関連論文を説明・提示することで診療支援を行えると期待されています。

また、富士フィルム株式会社と国立がん研究センターが共同開発した『AI開発支援プラットフォーム』をつかえば、
工学的な知識がない医師や研究者でも画像診断支援AI技術の開発が行えるようになりました。

 

〇AIによって向上する医療の質

日々の診療をこなしながらも、経験値を積み上げ、論文による新たな知識を得て
また学びを増やしていくというのはとても難しいことです。
しかし、AIの活用によって論文の情報解析や検索にかかる時間を削減することで、医師の負担が軽減されます。

また、人間が見落としがちな画像診断分野では読影を助け、
感情や経験に左右されそうな問診では俗人化しない診断を行っていけばさらなる医療の向上が期待されることでしょう。

 

〇AI診療の現在と今後

ただし、医療現場の現状を見てみると、そこには大きなギャップが生じていました。
対象の医師たちの8割近くが“AI診療導入に期待している”と回答したアンケートがある一方で、
すでにリリースされているAI診療に関するソフトウェアを実際に使用している医師は2%ほどしかいないのです。

今後も発展が期待されるAI技術ですが、現在においてはまだまだ変容期だといえます。
その中で、医療業界においてはそう遠くないAIの現場普及にむけて情報を追い、
嘱目していくことが重要になってくるでしょう。

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AI技術をうまく活用しつつ、付加価値を加えるのが今後求められるサービスではないでしょうか。

 

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