歯科クリニックを悩ませる“途中離脱”してしまう患者へのアプローチ方法
2021年10月7日
歯科では、まだ治療が完了していないのに通院を辞めてしまう患者がいる。
というのはよくある話です。
歯科で行われる治療の多くは段階を踏んで行う必要があったり、
保険治療で1回に行えるものに限りがあったりと来院回数が増える要因を多くはらんでいます。
そのような特徴も相まって、治療の途中で通院を勝手にやめてしまう患者が生まれやすくなってしまうのです。
もちろん治療が中断してしまえばその分の収益は発生せず、
患者も完治していない状態なのでお互いにデメリットが多いですね。
今回はそんな途中離脱してしまう患者に向けて2つのタイミングで行うアプローチについて考えていきます。
1.途中で離脱する確率をさげるための方法
患者の離脱を防ぐ大きなポイントは、治療を離脱することで起きうるリスクをあらかじめ伝えておくことです。
例として虫歯治療を挙げると、患者の要求の多くは痛みをとることなので、
痛みをある程度取り除き修復治療に入る前に治療を止めてしまったとします。
この場合、痛みをとった後に今後も健康な歯として使えるようにするにはどのようなステップを踏んでいけば良いかや、
治療途中の歯を放置することで治療前よりも悪化してしまう可能性があることを最初に説明するのです。
また、定期健診に関しても受けるメリット・受けないことで生じるリスクやデメリットの説明をしていきましょう。
具体的に定期健診を受けた場合の歯の残存率など、数字を交えて説明ができるとより説得力が増してきます。
これらの情報説明は、痛みをとる治療が終わったタイミングや治療内容が
一般人にはわかりにくいものへ移行するタイミングなど
“途中で離脱しやすい”時に行うとさらに効果的です。
2.すでに離れてしまった患者へのアプローチ法
患者の途中離脱をあらかじめ防ぐのと同時に行っていきたいのが“
もうすでに離脱してしまった”患者を再び呼び戻すことです。
治療を途中でやめてしまった人は、病院や担当医が合わず他の病院に通いなおしたといったケースももちろんあるものの、
その多くは「面倒」「予定が合わない」「優先順位が低い」など患者側の都合で来なくなっている場合がとても多いです。
そんな患者に対してこちらから何のアクションもしなければ、次また大事になるまで歯医者へは行かなくなってしまうでしょう。
そこで、来院時には次回の予約日付を決めてしまって予定に組んでもらうという
最も効果的な方法のほかに来院を促すアプローチが必要になってきます。
具体的には、離脱してしまいそうになる前段階の時点でメールやはがきなどを送ることです。
面倒だから、忘れてしまったなどで来院しない患者に対してはお待ちしていますよといった姿勢を
伝えることで行きやすい状況を作ることが重要なのです。
歯科クリニックにも、患者にとっても好循環を生みすアプローチを継続的に続けていきましょう。
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