建設業界の人手不足を打開!採用への課題と解決策
2021年6月10日
若い人の人材不足が目立つ建設業界。
ハードな現場・職種ということもありますが今回は、
若い世代の仕事観に響くような、建設業の魅力を発信し採用につなげていく方法について考えます。
安定志向が強いといわれる最近の若い世代
リーマンショックやコロナ禍で職を失ったり、
派遣切りにあったり…といった光景を目の当たりにしている若い世代は
「正社員」での採用、安定した雇用環境を重視する傾向にあります。
そして最近の傾向としては、「やりがい」、「働き方」を重視する人が多いそうです。
では、建設業界の現状はどうでしょうか。
「正社員」雇用に関しては大手や中堅、その下請けレベルではが多いですが、
10人未満の小さな会社などはなかなか難しく、
個人事業主になってもらったり更新付きの契約になったりすることが多くあります。
さらに鳶職や現場監督など現場関係の職種では、
長時間労働や天候に関係ない屋外でのハードワーク、
体育会気質の指示系統などが残っているところもあり
若い世代には受け入れがたいと思われる部分も課題として残っています。
多くの人と協力することがやりがいに
「やりがい」に焦点をあてると、建設業のやりがいはなんといっても
自分が携わった仕事がインフラや建築物として長い間残り続けるということでしょう。
あるゼネコンのCMで「地図に残る仕事」とありましたが、
本当に建設業の魅力をよく伝えるコピーではないでしょうか。
また、建設業は多くの人と協力しながら、一つのものを創り上げていきます。
形あるものを長く残せる仕事であることや、
多くの人と力を合わせて一つの建造物を作り上げることは建設業の大きな特徴であり、
幅広い年齢層にやりがいを感じてもらえる業種だといえるのではないでしょうか。
ほかにもある、建設業のやりがい
また、だんだんと出来上がっていく建物やインフラ、
構造物を目のあたりにし「完成への過程が目に見える」ことも
大きなやりがいに繋がるのではと思います。
他にもどのようにキャリアを積み重ねていくことができるか、
キャリアパスを見せることも効果があるかもしれません。
着実に年収が上がっていくことを示すなどの工夫もできますし、
技能者を多く抱える会社であれば、現場の仕事履歴が全て蓄積される
「建設キャリアアップシステム」について説明したりするのもよいでしょう。
他に、女性施工管理職の門戸をもっと広げるために、
結婚・出産後も働きやすい環境を用意してそれを提示したり、
現場監督補助の仕事で、非正規採用でも正規雇用への道を用意するなど
頑張れば正規雇用のチャンスがあると道を示せば、
女性の雇用や、正規・秘跡に関わらず就職した若者が
仕事を続ける大きなモチベーションに繋がります。
そのほか、朝食代を支給したり作業着のほかに高性能な靴下を支給する会社もあり、
そうした福利厚生を柔軟に取り入れる姿勢が本人たちの節約効果以上に
好評を得ることもあります。
教育にかける時間がない、即戦力を入れたいと思っているからこそ、
教育システムがしっかりしているというのもアピールポイントにもなります。
一つ一つ教える時間がないというお悩みもお聞きします。
そのような場合は、作業の手順をWEBツールであるYouTubeにアップして
予め見てもらうのもおすすめです。
もちろん、社内でしか見れないようにすることも可能です。
WEBに詳しくない方は代行で撮影しまとめてくれる業者もあるので、
あとは内容をチェックするだけと簡単です。
会社の番頭さんでも実はマニュアルを紙だけではなく、
YouTubeの動画でまとめています。
このように、若い人の採用や、業界の人材不足を解決していくには
若者の就職に対する傾向をつかんでそこに沿うように努力したり、
業界の魅力を積極的にアピールしていくことが重要です。
会社の番頭さんでは経理代行(記帳代行、給与計算、振込サービス)、
SaaS導入支援(クラウド会計freee・マネーフォワード)、SmartHR、GreatSign)の提供のほか、
税理士・社会保険労務士と連携し、
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