今だからこそ美容でパワーを!サロンでできる新型コロナ対策
2020年11月6日
新型コロナウイルスが流行し始めてもうすぐ1年が経とうとしています。
いまだ世界中で感染拡大が止まらず、その脅威は収まっていませんが、
一方でこのウイルスの特徴とその対策方が徐々に明らかになってきています。
基本的には3密(密閉・密集・密接)を避けることですが、
至近距離で施術することを避けられない美容業界ならではの対策が
全日本美容業生活衛生同業組合連合会(以下、全美連)でまとめられ、
ガイドラインが策定されていますので、
今回はそのガイドラインを参考に美容業界が気を付けるべきこと、
とるべき施策について改めて確認していきたいと思います。
感染リスクはどこに潜んでいるか?
全美連が策定した美容業における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインによれば、
店内における感染防止の基本は3密(密閉空間・密集場所・密接場面(手を伸ばしたら届く範囲での会話や発声))を避けた上で、
接触・飛沫それぞれの感染パターンを洗い出し、リスク評価を行い、対策を施すことです。
感染パターンの1つ目は接触感染。
従業員が共有する器具や、店内のドアノブなどスタッフやお客様、複数の人の手が触れる場所を特定し、
これらへの接触の頻度を評価します。そのうえで良く触る、
リスクの高い部分(受付テーブル、美容椅子、ドライヤー等の美容器具、
美容用剤、シャワーヘッド、ドアノブ、電気のスイッチ、電話、レジ、蛇口、手すり、エレベーターのボタン等)を認識し、
その部分を重点的に小まめに清掃したり、スタッフは触れたあとに手を消毒するなどの対策をとるようにします。
2つ目は飛沫感染。
施術する施設の換気状況、人と人との距離、施設内で会話が発生しやすい場所や、
スタッフがお客様に触れる作業がどんなタイミングで起きるかなどをチェックし評価します。
その上で効率のよい換気ができる店内のレイアウト、飛沫リスクを下げる席の配置、
お客様とスタッフの位置、動線などを見直したり、
場合によってはクリアカーテンや仕切りを導入するなどの対策をとります。
リスク評価に基づいた具体的な対策方法、ガイドラインは以下にありますのでぜひご確認ください。
(全日本美容業生活衛生同業組合連合会:http://www.biyo.or.jp/news/guildline.html)
※ガイドラインは随時見直されることを前提としているので、感染の状況が変わった時には、再度ご確認ください。
リスクを洗い出したうえでできること
上記の基本対策をとったうえで
・顧客名簿の作成・施術時間等の記録
(もし、新型コロナウイルスの感染者が発生してしまった場合や、お客様から、
「発熱などの症状があった」「感染者の濃厚接触者となった」等の連絡があった時にすぐに対応できるようにしておきます。)
・利用者がすでに感染している可能性がないか問診で把握する、受付に体温計を置く
・店内が混雑しないよう予約状況を調整する
等の対策をとります。
その他、壁紙をウイルスに強い抗菌仕様にしたり、
お客様が自分の手で荷物を預けられる専用ロッカーを設置するなど、より積極的に対策しているサロンもあります。
最後に、感染予防にマスクが有効であることは間違いありません。
美容業界ではどうしても、施術中にマスクを外してもらわなければいけないことが多いと思いますが、
施術しない少しの時間があれば、外したマスクを再びつけていただくことも必要かもしれません。
面倒に感じられますが至近距離での施術である以上、スタッフ、お客様双方にとってマスクが一番目に見える安心材料です。
また、会話を減らすために雑誌やipadなどのタブレット、動画コンテンツを用意したり、
お客様の好みに合った本やゲームなどを施術を邪魔しない範囲で持ち込んでもらうことも一つの方法でしょう。
美容業界でのマスクの有効性を証明する事例として、
アメリカ・ミズーリ州にあるサロンでスタッフ2名が感染しましたが、
それぞれが施術したお客様140名すべてが陰性であったという報告もでています。
至近距離での接触が避けられないサロンでも、
感染防止対策がしっかりしていれば感染を避けられるということが証明されたのです。
美容業界において新型コロナウイルスの対策は難しい点があるでしょう。
しかし、美容は心の健康に大変有効で必要なものです。
気持ちを明るくするのにとても求められる業界でもありますので、
世の中がふさぎがちな今だからこそ、
しっかり対策をしてスタッフ・お客様双方がハッピーになれるよう、
新型コロナウイルス対策と施術をしていきましょう。
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