マスク着用で需要アップ!矯正歯科を専門とするためには?
2022年11月17日
コロナ禍によって、日常的にマスクを着用するようになり、歯列矯正をはじめる人が増えています。
このニーズの高まりに合わせて、診療科目に矯正歯科を掲げようか検討しているケースもあるのではないでしょうか?
そこで今回は、矯正歯科医としての専門性を示すだけではなく、患者が歯科医院を選ぶ指標にもなる【認定資格】について説明していきます。
矯正歯科は高い専門技術と知識が必要
まず日本では、歯科医師の免許を所持している歯科医であれば、矯正歯科治療を行うことが可能です。
しかし、虫歯や歯周病の治療などを行う一般歯科と、歯並びや噛み合わせを治す矯正歯科では治療の内容が大きく異なります。
一般的には歯科矯正は専門性が高い分野なので、歯科大学卒業後に歯科矯正について学び、専門的な知識や技術を身につけていくこととなります。
一方患者側の視点に立ってみると、歯科矯正は治療にかかる期間も長く、コストもかかるため、
通常よりも歯科医院を選ぶのに慎重になります。歯科医師なら誰でも歯科矯正ができてしまうとなると、
より専門性の高い歯科医を見つけるためには矯正歯科医の認定資格を持っているかどうかが1つのポイントとなってきます。
歯科医院も、HPなどに集患を意図した文言やアピールを入れることはできないものの、
保有している矯正歯科の認定医や指導医などの表記に関しては、医療広告の限定解除要件を満たしていれば掲載が可能なのです。
現在までの資格と専門医制度の統一化
現在、一定の条件を満たした歯科医に、認定医や指導医などの認定資格を授与している協会や学会は
・日本矯正歯科学会(JOS)
・日本歯科矯正専門医認定機構(JBO)
・日本成人矯正歯科学会(JAAO)
の3団体です。
一例をあげると、JOSの認定医になるには、学会の指定する研修期間で5年以上矯正歯科研修を修了し、
矯正臨床に関する論文を学術刊行物で発表する必要があります。
また、JBOにはそもそも認定医の制度がなく、専門医もしくは指導医の資格のみ授与されます。
専門医は、矯正専従医としての経験や研修が必要な上、100症例以上の矯正治療の中から、
審査委員に指定された5症例について審査を受けて合格する必要があります。
そして矯正医を指導する立場にある指導医になるには、さらに厳しい条件を通過しなくてはなりません。
このように、厳しい基準が設けられてはいるものの、各団体によって名称や基準は独自に制定しています。
このままでは患者の混乱を招いてしまう可能性があるとして、
2019年には上記3団体の合意のもと、統一した矯正歯科の専門医制度の提供を目指す【日本矯正歯科専門医機関】が設立されました。
現在では、新しい矯正歯科専門医制度の認定に向けて準備が進められていますが、
国からの認証を受けるためにさまざまな審査を受ける必要があり、結果がでるまでにはまだ時間がかかる見込みです。
国に認証されれば、統一された矯正歯科の専門医が誕生することになりますので、
矯正歯科に関する資格の取得を検討している場合には、こうした動きも注視しておきましょう。
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