『好立地』の今昔とサロン移転のポイントは?

『好立地』の今昔とサロン移転のポイントは?

2021年12月2日

withコロナや新しい生活様式といった言葉も聞きなじみがでてきた現在では、
顧客の生活スタイルや需要の変化によってサロンに通う回数やサロンに求める条件も変化してきました。
今までは好立地だと思っていたのに集客が難しくなっているサロンも多いのではないでしょうか。

今回は、集客に重要な役割を果たす『サロンの立地条件』について解説し、新天地を選ぶ場合のポイントについても説明します。

 

サロン選びは『通いやすさ』を重視

 

新型コロナウイルス感染拡大により、世界中でビジネスや生活のスタイルが以前とは大きくかわってしまいました。
少しずつ元の生活に戻りつつある面もありますが、以前とまったく同じようにはいかないようです。

こうした背景から、集客しやすいサロンの立地条件もここ数年で変化していっていると考えられます。
たとえば、これまでは会社近くや栄えた中心部のサロンに立ち寄ってくれていた顧客も、
テレワークの導入や人の多いところを避けるなどの理由で自宅周辺のサロンを“いきつけ”に替えているかもしれません。

サロン選びで重要視されてきたのは『求める価格帯か』と『通いやすいか』の2つが多くを占めていました。
そのため、コロナ禍によって通い“やすい”の範囲や解釈が変化し、
サロンを探し直す人が増えた傾向があります。人との接触を避けるという点で、
公共交通機関ではなく車で通いやすい=駐車場のあるサロンも選ばれやすくなっています。

 

つまり、今営業しているサロンのある場所が、コロナ前と同じ条件の立地では無い可能性が高いのです。
まずは現在のサロン周辺状況をリサーチし直して、新たにアプローチを仕掛ける必要があるでしょう。

 

場所探しのポイント

 

コロナ後の開業や移転する場合にはどのような場所を選べばよいのか。まずは次の5つを意識して市場調査を行い、
営業に適した場所を探しましょう。

  • エリア人口と世帯数
  • 周辺施設の特徴と開業後の開発予定
  • 歩行者・車の交通量と行動目的
  • ターゲット層がどこから来店するかの目安
  • 覚えやすく、説明しやすい場所か否か

これらは人が集まりやすい場所の条件です。
集客がしやすいということはライバル店がすでに多く出店している可能性も大いにあるので
ここの5つに加えて近隣にどのような店舗があるのかもよく調査したうえで物件を探しましょう。

また、商店街などに多くみられる“居抜き物件”には注意が必要です。
もし、前店が同じようなサロンでかつ評判が悪かった場合には、
改装したとしても完全にその印象を払拭するのは困難です。予算の問題もありますが、
こういった悪評がある場合にはできる限り別の物件を探すのが得策といえるでしょう。

物件探しをする際には曜日や時間帯を変えて何度か下見をすることも重要です。
時間帯による明るさの変化や周辺状況など見ておきたい部分をリスト化して比較すると良いですね。

 

移転する場合は顧客フォローを手厚く

 

好立地な物件に出会い、移転すると決めた場合にはまず、現在借りている物件の解約時期を確認しましょう。
一般的には3-6ヶ月前には更新をしない旨を予告し、その時点から解約の手続きを進めます。

 

ここが固まったら次は顧客への移転告知を行います。常連の顧客の信頼を失わないためにも、
遅くとも3ヶ月前にはアナウンスを行い始めるとよいでしょう。その際には

 

・現在の店舗での最終営業日

・移転先の住所とオープンの日時・連絡先

・新しいサロンの写真

 

といったような具体的な情報を伝えられるように準備しておきましょう。

 

また、移転に際しての届出や申請には、少なく見積もっても1ヶ月程を要します。
電気やガス・水道の他、警察や消防署、公共職業安定所、労働基準監督署などさまざまな場所への届出が必要となり、
その都度申請書類も必要になってきます。また、保健所への届出は移転先の工事開始前に済ませる必要があるので注意が必要です。

 

時代の変化によって自店に合っている立地条件も変動します。

移転や支店の拡大を考える際には、人々の生活や仕事環境の変化にマッチするような場所を選ぶことで、さらなる集客を目指しましょう。

 

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