店舗総合保険・休業保険・借家人賠償保険・施設賠償責任保険…飲食店が備えておきたい保険

店舗総合保険・休業保険・借家人賠償保険・施設賠償責任保険…飲食店が備えておきたい保険

2021年1月14日

私たちが住居を契約する際、自然災害や盗難など、想定される様々なリスクに備えて保険を選び、契約します。
飲食店も同様で、自然災害の被害を補償するものの他、「店舗」に特化した様々な保険サービスがあります。

今回は、特に飲食の店舗が知っておきたい保険や、ニーズに合わせたオプション特約について説明します。

 

大半の飲食店が加入している「店舗総合保険」

飲食店は自然災害による店舗の破損、食中毒による賠償・休業損失…と多くのリスクが想定されます。
これらの損害を補償してくれる飲食店向けの保険が「店舗総合保険」(保険会社により名称は異なる)です。
ほとんどの事業主が万が一の時に備えて、開店準備と同時に店舗総合保険に加入します。

主な補償対象は、

・火災、落雷、破裂・爆発・風災、ひょう災、雪災、水災
・給排水設備事故による水濡れ
・盗難による盗取・破損・汚損
・騒擾(そうじょう)、労働争議に伴う暴力行為や破壊行為
・電気的・機械的事故、その他の偶然で起こる破損事故
・店舗休業による損害
・建物外部からの物体の落下・飛来・衝突等、建物内部での車両またはその積載物の衝突・接触

などです。

保険会社により扱う内容は異なりますが、修復が必要となる建物や設備・什器の破損に対して、
金銭的に補償してもらえる仕組みとなっています。

 

保険の選び方

保険を選ぶ際にはまず、店舗に起こり得るアクシデントをリストアップしてみるのが有効です。
たとえば、以下のようなことをチェックしていくとよいでしょう。

・厨房で火を使うか?
・食中毒を引き起こす可能性のある、生ものの提供があるか?
・隣接する建物に火災リスクがあるか?
・従業員がバイクなどを使う宅配サービスがあるか?

こうして書出してみると、自店が抱えるリスクが見えてきます。
可能性の高いリスクをカバーしてくれる保険をピックアップし、比較検討していきましょう。
複数の保険会社と代理店契約を結んでいる、乗合代理店に問い合わせてみるのもよいかもしれません。

 

さらに備えを厚くしたい場合は

その他、店舗総合保険と合わせて入るとより安心なのが以下のような保険です。

店舗休業保険

災害や近隣の事故などにより休業を余儀なくされた場合、休業期間中の「粗利益」を補償してもらえる。
(ただし、補償額の上限は保険会社により大きく異なるため、注意して比較する必要があります)

借家人賠償保険特約

店舗が賃貸物件の場合、火災や盗難、水災などによって店舗が損壊し、
貸主に対して損害賠償責任を負ってしまった時に補償される。

 施設賠償責任保険特約

店舗の安全性や構造に問題があり、お客様にケガをさせたり、所持品を壊したりした場合に補償される。
(店側が注意することは大前提ですが、一方的なクレームから店を守りたい場合には備えておきたい特約の1つです)

安全に配慮して営業をしていくことが何よりも重要ですが、万が一に備えておくことも大切です。
保険の新規加入や見直しの際は、保険会社や契約要件によって補償の内容や金額は大きく違うため、
自店の営業形態や業務内容に適したものを選びましょう。

会社の番頭さんでは、経験豊富なファイナンシャルプランナーの在籍もしておりますので、
お客様にあった保険をご提案させていただきます。

会社の番頭さんでは経理代行、税理士紹介サービスの他に、
定期的に経営に役立つメールマガジンを配信しております。
弊社のお客様ではない方については、月額500円(税別)で配信を承りますので、
お問合せフォームよりお問い合わせをお願い致します。

twitterInstagramでも社内の雰囲気を随時情報発信しております。
是非チェックしてみて下さい。

Twitter ➡ban1030808

Instagram ➡ban1030808