美容業界にも到来！「サブスク」で集客アップ！
2020年12月8日
もうすっかり社会に溶け込んだ感のある「サブスクリプション」サービス。
ユーザーが毎月定額を支払うことで様々なサービスを受けられるシステムです。
最近では「サブスク」と呼ばれることのほうが多いでしょうか。
AmazonプライムやNetｆlixなどが身近ですが、
近頃では映像や音楽だけではなくおもちゃや車、本、洋服、PCソフト、
家庭用ビールサーバー…様々な業界がこのサブスクリプションシステムを導入しています。
もちろん美容業界にもその波は到来しています！
今回は、ヘアサロンでの具体的なサービスを紹介するとともに、
サブスクリプション導入のメリットと注意点について考えてみましょう。
ヘアサロンでのサブスク導入事例
現在、ヘアサロン業界のサブスクリプション（以下、サブスク）で代表的なものは「MEZON」というアプリです。
利用者がアプリを通して会員登録したのち、
月額10,500円～33,000円でシャンプー・ブロー・ヘアケアのサービスを利用し放題というもので、
現在700店以上のヘアサロンが登録しており、会員登録者数は3万人を突破しています。（2020年9月時点）
ヘアサロンが「MEZON」に登録するメリットとしては
・初期費用や固定費用無料で集客できる
・シャンプーやブロー、トリートメント、スパなどのヘアケアだけで集客・売上アップが見込める
・（アプリ登録者の）来店頻度が高まることで、サブスク以外のサービス利用も期待できる
・事前決済により会計業務を省け、無断キャンセルのリスクをなくすことができる
などがあります。
従来の、初回来店時に施術を割引したりクーポンを発行したりというサービスでは
なかなか次の来店につながらない…という悩みを抱えている場合は、
一定期間お客様を確保できるサブスクサービスを利用することも一案ではないでしょうか。
ヘアサロン独自のサブスクサービス
独自のサブスクサービスを導入するサロンも増えてきています。
ブロー専門のサービスで都内4店舗を展開する「JETSET」では
・シャンプー＆ブロー（30分） 23,000円／月
・シャンプー＆ブロー・アイロン（45分） 32,000円／月
等の定額サービスを実施。
また、ヘアアレンジやヘッドマッサージ（500円）、前髪カット、
ヘアマスク（1,000円）などのオプションが用意され、
サブスクを利用しシャンプー＆ブロー目的で来店したお客様の「プラス利用」を
促進する工夫もされています。
サロン側のメリットは、サービスをシャンプー・ブロー・ヘアケアなどに限定することで
・日中の隙間時間に短時間で利用したい、商談前に髪をセットしたい、
お出かけ前に髪をセット・おしゃれしたい、
帰宅前にシャンプーでリフレッシュしたい…という短時間の「ちょこっと利用」のお客様を集客できる
・シャンプー・ブロー・ヘアケアはアシスタントでも接客が可能なため、
トップスタイリストの予約が埋まっていても対応が可能になるため、
集客の幅を広げ、店舗の稼働率を上げることができるなどがあります。
定額で多くのサービスを受けたいと考える方はその分野に高い関心を持ち、
一定の投資をする人と考えられます。
よって、サブスクを母体とするサービスと提携したり、
独自にサービスを導入することはより精度の高いお客様の集客・確保につながっていくと考えられます。
サブスクサービスは「対応力」が必要
このようにメリットが多いように見えるサブスクですが、
スタッフの少ない個人店で導入をする場合には注意も必要です。
少ないスタッフで店舗をまわしている場合、サブスクを頻繁に利用するお客様に対応できるでしょうか？
また、もともとの単価と比べてサブスク化することで利益が見込めるか？という点も当然試算が必要です。
とはいえ、現段階ではまだまだサブスクを導入している店舗も少ない美容業界。
早めに導入することが大きなメリットになる可能性もあります。
メリットとデメリットをよく比較し、自店にとって本当に適しているのか、
見極めたうえで導入を考えてみてはいかがでしょうか。
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